2012年9月13日木曜日

レクサス ct200h ドアのデッドニング

■ドアのデッドニング(詳細編)

○用意するもの
・ハサミ
・カッター
・大きめのプラスドライバー
・普通サイズのプラスドライバー
・11ミリのソケットレンチ
・金切バサミ(あれば)
・リムーバ


○作業の前に
順番は「リア左」⇒「リア右」⇒「フロント左」⇒「フロント右」が
いいと思う。
一番長い時間、車に乗るのは運転者なので、運転者より遠いところから
行なっていくと、段々作業に慣れるので運転席のドアを
施工するころには、綺麗に出来るようになっているはずだから

ドアの内張りの剥がし方はリアの方が簡単であるが
取り付けの際にハマリにくいことがある
でも、気合と根性さえあれば乗りきれる

○注意事項
レジェトレックスの特性上、温度が高いと貼付け面の
ゴムが柔らかくなり、作業に支障が出る可能性がある

△気温が高い時(25度以上)
・接着面のシートが剥がしやすい
・ドア内のビニールが剥がしやすい
・一度張り付いたら二度と取れない
・手が汚れる(手袋してもムダ 手袋が速攻でゴムだらけになる)

▽気温が低い時(約10度以下)
・接着面のシートが剥がしにくい
・ドア内のビニールを接着しているゴムは
 カッターで切るしかない(難しくない)
・貼り直しが出来る

暑い時と寒い時にやりましたが、どっちもどっちですかね


○作業方法
0:ドアの内張り(インナーパネル)を剥がす(リア編)
  ・リアはネジ2本で留まっている
   プラスのドライバーで外すことが可能

  ・2本のネジを外したら、インナーパネルの下の方を引っ張る
   プラスチックリベットで留まっているので難しくないが
   そこそこの力を入れないと外れない
   躊躇してはダメだが、引っ張り過ぎないように
   相手の様子を伺いながら、徐々に力を入れていく
   上の方にある三角の部分はリベットが全部外れた後に
   グリグリやっていると取れてくる
   最初から三角の部分を外そうとすると、内装にキズが付く可能性が
   あるので、インナーパネルと一緒に外した方がいい

  ・インナーパネルには「パワーウインドウのスイッチの線」と
   ドア開閉レバーのケーブルが2本ついている
   ケーブルは簡単に外れるので、問題ない
   プラスチックの部分が「白」は上、「緑」は下なので
   付ける際に忘れないようにしよう

  ・インナーパネルにプラスチックリベットが全部ついているか
   確認し、無ければドア側に張り付いてるので、ラジオペンチなどで
   引っ張る

0:ドアの内張り(インナーパネル)を剥がす(フロント編)
  ・フロント
   運転席側はネジ3本(下の方に写真をアップしています)
   助手席側は4本で留まっている
   プラスのドライバーで外すことが可能

  ・ネジの場所
   ⇒ドアレバー裏のプラスチックをリムーバで外すと出てくる
   ⇒ドアの小さいポケットの敷物を取ると出てくる

  ・助手席側は「持ち手」の部分のカバーを外さなければならない
   ここの外し方は下から上に持ち上げながら引っ張らなければいけない
   道具を使うとキズになるので、手の力だけでやることをオススメする
   ここに2本のネジがある

  ・リアと違い、一本大きめのネジがある
   これはパワーウインドウのスイッチのパネルを外すと出てくる
   パワーウインドウスイッチのパネルはリムーバで簡単に外れる
   コネクタがついてるので外す
   
   ※下記はリアとほぼ同じだが、一応記載する(若干異なってる)

  ・ネジを外したら、インナーパネルの下部に指をひっかけ
   手前に引っ張る
   プラスチックリベットで留まっているので難しくはないが
   そこそこの力を入れないと外れない
   躊躇してはダメ
   瞬間的に力を入れる感じ

  ・ドア開閉レバーのケーブルが2本ついている。
   ケーブルは簡単に外れるので、問題ないが
   プラスチックの部分が「白」は上、「緑」は下なので
   付ける際に忘れないようにしよう

  ・インナーパネルにプラスチックリベットが全部ついているか
   確認し、無ければドア側に張り付いてるので、ラジオペンチなどで
   引っ張る


1:ドアの下ごしらえ
  ・まず、スピーカーを外す ネジとケーブルのみなので簡単。
  ・ビニールシートを剥がす(右はクリーム色、左は緑色)
   私のやり方はビニールシートを残すので、サービスホール(穴)の
   部分まで露出できれば、それでいい 全部剥がす必要なし
   その際に下のビニールを摘んで引っ張るのだが、前述の通り
   冬場は伸びた黒いゴムをカッターで切っていくと剥がれる
   夏場は引っ張れば取れるので問題ない

2:レジェトレックスを貼る
  ・サービスホールから中を見ると、棒(ビーム)や装置が取り付けられている
   それら以外の鉄板の部分にレジェトレックスを貼っていくのが作業である
   基本的に大きいシートの方がいいみたい
   でも、細かく分割して敷き詰めても同じだと思う
   隙間なく貼る必要はないので、気が済むまで貼ってみる
   レジェトレックスはカッターでも切れるが金バサミを使ったほうが
   切りやすい
   綺麗に貼るために、シールを剥がす前にシミュレートしたり
   貼った後はリムーバなどで、ナデナデしてあげると良い

   要は、浮かせずに張り付いていればいい

3:拡散シートを貼る(必要であれば)
  ・スピーカーが付けられる部分の裏側に拡散シートを貼るといいらしい
   レジェトレックスの上から貼るだけでOK

4:サービスホールを塞ぐ
  ・スピーカー設置穴以外のサービスホールをレアルシルトで塞いでいく
   レアルシルトはレジェトレックスと違い、扱いやすい
   サービスホールの形に切って貼るだけ
   ただ、ドア開閉のケーブルがあるところは要注意
   接着しないように、その部分だけはシールを剥がさないようにする

5:その後の作業
  ・ビニールシートを貼り付ける
   ⇒夏場であれば元々付いていた黒いゴムの粘着力があるので
    何も必要ない
   ⇒冬場はコーキング剤などで貼るのもいいが、やらなくても問題は無いと思う

  ・スピーカーを取り付ける
   ⇒コネクタを忘れないように!

  ・インナーパネルを取り付ける
   ⇒ウインドウの開閉スイッチ(リア)はインナーパネルとくっついているので
    忘れずに付ける
   ⇒ドア開閉ケーブルは上が白、下が緑でプラスチックの部分が「カチッ」というまで
    しっかりとつける
   ⇒窓枠の部分からハメていき、プラスチックリベットの場所が合っているかを
    覗き込みながら、叩いてハメる
    ドアの中央部にもリベットがあるので、忘れずに叩く
    リベットと穴がズレているとリベットが潰れてしまうので
    慎重に行った方がいい

  ・確認作業
   ⇒内側からのドアの開閉
   ⇒パワーウインドウのスイッチが使えるか?
   ⇒スピーカーから音が出ているか?

これで、ドアの閉まる音、開ける音が変わります
もちろん、オーディオの音も変わるのだ

■作業風景







以下は参考までに

ドア内の様子

                右リアの様子

                左フロントの作業
このカバーを外すのが大変だった記憶

5 件のコメント:

  1. 作業の写真がほしいです。

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  2. すいません
    昨日までデモで話題の国に行ってました
    近日中にアップします

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  3. 写真をアップしました
    遅くなり、すいません

    不明な点があればご質問ください

    同じ車で2回もやってますので、覚えてしまいました

    返信削除
  4. 助手席側フロントはネジ4本ということですが、運転席側の3本プラスもう1個はどこにありますか?

    返信削除
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    1. すみません、もう不要かもしれませんが写真を追加しました。
      助手席側はドアの持ち手が付いており、そこのカバーを
      外したところにあります。このカバーがなかなか外れなくて
      大変な思いをした記憶があります。
      傷つきやすいので慎重な作業が必要な箇所です。
      よろしくお願いします。

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